思うままに
思いもよらない
高尾山

TAKAONE Activity and Stay

Client
京王電鉄株式会社
Category
宿泊施設
Location
東京都八王子市高尾町2264
Open
2021.07.17
Area
1,209㎡

About

新宿から390円で行ける別世界、高尾山。あまりに近く、あまりに手軽であるため、滞在時間が半日程度の日帰り登山が中心でした。京王電鉄さんから高尾山口駅前の旧宿泊施設のリノベーションプロジェクトとしてお声がけいただき、まず課題になったのが、「泊まらない山」であること。本プロジェクトは、「泊まらない山」に「泊まってもらう」という行動を生み出すプロジェクトとしてスタートしました。私たちは「場」をつくるのではなく「方(カタ)」を生み出す。というコンセプトを立案し、高尾山を中心とした高尾エリアの「楽しみ方づくり」をプロジェクトの本質として総合企画監理を担当させていただきました。タカオネは、ゲストの活動をサポートするために生まれた「活動ホテル」です。

高尾山口駅前の宿泊施設を
リノベーションするプロジェクト
ではなく「高尾山」の価値を
リノベーションするプロジェクトと
捉えることで「泊まる高尾山」を
生み出すことに挑戦する

高尾山の価値をリノベーションする際に最も重要視したのが「高尾への作法」でした。 高尾山に息吹く自然に敬意を表し、地元生活者との共生を重んじ、都市との接点となる価値を尊び、これを作法と捉え、高尾山の文化を愉しむことをポリシーとしました。 その上で、高尾山に訪れた人の「高尾山への価値観」を変えるきっかけになること、そして「高尾体験をきっかけに訪れた人の人生の価値観」が変わるきっかけになることを目指し(=TURNING)、単に場をつくるのではなく、「方(カタ)」づくりプロジェクトとしてタカオネはその輪郭の解像度を上げていきました。 外から文化を持ってくるのではなく、地元で活動する人や働く人を巻き込むことで、内外様々な人にとって「カタ」の拠点となり、高尾山の次の未来へつながる施設となることを目指しました。

タカオネのコンセプトの提案は「一枚の絵」でした。浅草九劇スタジオやヤフオク!ドームでもご一緒したアーティストの伊藤弘二氏の力を借りて、高尾山を中心に巻き起こる様々な「カタ」を一枚の絵に描き、価値観の「TURNING」をプレゼンテーションしました。この絵は、最終的にタカオネのコアとなる「DOMA」というエリアに、壁画として描かれています。

タカオネは、開業8ヶ月前からプロモーションプロジェクトをスタート。開業時に既に様々な「カタ」が出揃っているように、そして、タカオネを応援してくれる仲間を巻き込むことを目的と捉え、「タカオのカタヲ」というメディアサイトを立ち上げました。編集部員が高尾の楽しみ方を考え、地元の人に助けてもらいながら実行していくことをレポートしていくメディアです。一人でも多くの人が「自分事」としてタカオネに触れてくれることこそタカオネに最も適したプロモーションであると考え、アワーではタカオのカタヲの企画・開発・運営を担当しました。同時にSNSの運営も担当し、開業時にはTwitterで700人、Instagramで1000人のフォロワーを達成し、高尾ファンに直接届くプロモーション戦略を実現しました。

タカオネという名称は、高尾の語源となる「どこまでも続く高い尾根:高尾根」という言葉から生み出しました。また、TakaONEいう英文表記に含まれる「ONE」というワードも、「家族が、グループが、タカオネの体験を経て一つのチームになる」というホテルポリシーを表現しています。 シンボルマーク制作およびアートディレクションには浅草九倶楽部プロジェクトでもご一緒したユニエルの野田一輝氏に参画いただきました。タカオネが都心と高尾山をつなぐ扉となるように、そして、扉を開くことで価値観がTURNINGすることを表現していただきました。ロゴタイプやシンボルマークの制作にあたっては、印象に残りやすく、かつオリジナリティの高さも重要視し、他に類をみないデザインが完成しました。開業時プロモーションにおいては、京王線の車両ヘッドマークとしても登場し、鉄道ファンからも愛されるロゴとなりました。

泊まっても、泊まらなくても、
DOMAで会おう。

タカオネを訪れるすべての人が訪れ、交わる場所。それがDOMAです。DOMAを中心に、「食べる」「泊まる」「遊ぶ」「過ごす」など、それぞれの活動を見つけ旅立っていきます。アワーカンパニーは、このDOMAを中心とした全体構成を基本構想として構築しました。この考えをもとに、海法設計事務所による「PLATFORM」という考え方へ発展し、設計が進んでいきました。タカオネのシンボルとして、DOMAにはコンセプトアートが描かれています。

MOVE INTO ACTION

サインデザインはアートディレクションのコンセプトである「MOVE INTO ACTION」に基づき設計されました。高尾にそよぐ風や、裾野を飛び交う鳥たち、館内を駆け回る子供たちの動きなど、様々な要因とともに動くサイン。活動ホテルならではの活動するサインが、ゲストの「楽しみたい気持ち」を刺激します。

「作戦基地」

客室は活動の「作戦基地」です。どんな過ごし方にも対応できるように、極力固定されない家具で構成されています。中でもテーブルセットは、まるでキャンプ場でテントを立てるように、ゲストが自らのタイミングで設置できるようになっています。壁面にある時は客室を色おるアートに。セットすればテーブルに。アートは各室全て異なるデザインです。DOMAに描かれたコンセプトアートがモチーフになっています。

タカオネプロジェクトの本質は
場づくりではなく、方(カタ)づくり
ゲストや地域のみなさま、
もちろんスタッフも
みんなが「思うままに」活動できて、
「思いもよらない」高尾の日々に
出会えることタカオネが目指す、
新しい「拠点」の姿です

TEAM

Client

  • 京王電鉄株式会社

    十河信介

  • 京王電鉄株式会社

    花増利行

  • 京王電鉄株式会社

    緒方貴啓

Our Company

  • 企画
    コピーライティング

    倉富宗一郎

  • 企画
    プロジェクトマネジメント

    三輪和賀子

  • 企画
    環境デザイン

    志賀小巻

  • 企画
    PRプロモーション

    坂根扶美

Partners

  • 企画・運営
    株式会社R.project

    壽榮松孝介

  • 建築設計・監理
    株式会社海法圭建築設計事務所

    海法圭

  • アートディレクション
    株式会社ユニエル

    野田一輝

  • テキスタイルデザイン
    Haruka Shoji Textile Atelier

    庄司はるか

  • シンボルアート
    コウモリヤ

    伊藤弘二

Our Company’s Work

プロジェクトマネジメント
クリエイティブディレクション
基本構想
コンセプト策定
基本設計
実施設計
ネーミング
サイン計画
販促物計画
VMD
ウォールペインティング
web制作