おみやげも、
おもいでに。
Museum Shop of Fukui Prefecture Dinosaur Museum
- Client
- 東急リゾーツ&ステイ株式会社
- Category
- 商業施設
- Location
- 福井県勝山市村岡町51−11
- Open
- 2014.04.26
- Area
- 102.6㎡
About
福井県立恐竜博物館
ミュージアムショップ ディノストア
Museum Shop of Fukui Prefecture Dinosaur Museum
たとえば、「夢の国」のテーマパークでは、おみやげの購入は来園体験におけるクライマックスのひとつです。福井県立恐竜博物館は学術・教育的価値はもちろんのこと、子供たちに夢を与える一大エンタテインメント施設でもあります。ミュージアムで体験した興奮と好奇心を、最後の最後まで大切にしたい。恐竜たちと出会った夢のひとときが、未来の夢へとつながるような、そして「おみやげにふれること」も、最高の「おもいで」になるようなミュージアムショップ。それが「ディノストア」です。私たちは2014年の第1期、そして2019年リニューアルの第2期それぞれの総合的な企画とデザインに参画させていただきました。
CONCEPT
夢のつづきが夢へつづく。
おみやげも、おもいでに。
恐竜たちに出会い、夢のような世界で好奇心が溢れ出しそうな興奮を体験したその直後、ミュージアムショップが単に「おみやげを選ぶ場所」だと、突然現実に引き戻されてしまい興醒めです。夢はまだまだ続きます。ミュージアムショップは福井県立恐竜博物館ツアーのクライマックス。最後まで夢が続く「好奇心」や「ワクワク」に溢れる場所だったら、恐竜たちとの出会いをもっともっと大きな夢へと育むきっかけになるかもしれません。まるで物語のエンディングにあるカーテンコールのように、恐竜たちの「おもかげ」が「おみおくり」してくれる「おもいで」ストア。夢を育む「おみやげ」にふれることができるグランドフィナーレの演出がコンセプトです。
恐竜たちと
過ごしたひとときの、
余韻を遊ぶ
「おもいで」を夢へと育むために、ミュージアムで出会ったリアルな姿を忘れられない記憶へ定着させる装置としてミュージアムショップのデザインを構築しました。「おもいで」を持ち帰り、いつかまた行きたいにつながる循環のための装置です。
SYMBOL MARK
DINO DREAM IN EGG
卵には夢がある。
恐竜のおもいでがつまった「卵」は夢の卵。家にかえって、しっかりあたためて、未来の夢をはぐくむ卵。DINO STORE のコンセプトをイメージしたシンボルマークです。
第1期環境デザイン(2014)
「 LAYER SYSTEM 」
恐竜博物館という物語において、
常に表情を変え、また、
記憶の重なり(表情の重なり)が
「おもいで」の蓄積につながる。
恐竜の「おもかげ」が生み出すパレードのような店構えは、ミュージアムと一体になった「STUDY LAYER」。パレードに迷い込んだように、夢の続きを味わいながら「おもいで」を「おみやげ」に変える「PALY LAYER」。恐竜に囲まれ、ここで過ごした思い出を蓄積させる「IMAGE LAYER」。次々と迫り来るシルエットが、色褪せない恐竜体験を生み出します。
第2期環境デザイン(2019)
「 STRATUM DESIGN 」
( 地層 )
太古と未来をつなぐ
地層空で楽しむ「好奇心の発掘」
「買う」も「食べる」も
ミュージアム体験 。
「DINO STORE」「DINO CAFE」へ、
ようこそ。
地下のミュージアムを経て、地上に戻りついた後の楽しみが「ショップ」と「カフェ」です。地層を一枚づつ上がり、現代へたどり着き、さらに未来へとつながるFPDMならではの体験。草むらを掻き分け、地層に出会い、好奇心を発掘する。そんな楽しみをショップとカフェのデザインとして表現しました。
TEAM
Client
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東急リゾーツ&ステイ
武内伴親
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東急リゾーツ&ステイ
乾洋俊
Our Company
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企画
コピーライティング倉富宗一郎
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企画
プロジェクトマネジメント三輪和賀子
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企画
環境デザイン志賀小巻
Partners
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実施設計
船場小倉茂之
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グラフィックデザイン
右田図工右田佳之
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VMD
Bloom Works不殿晴子
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MD
東急ハンズ法人事業部のみなさま
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写真
ナカサ&パートナーズ中道淳
Our Company’s Work
総合企画
プロジェクトマネジメント
コンセプト立案
インテリアデザイン/什器デザイン/ VMD
VI デザインディレクション
ネーミング及びコピーライティング
MD プランニング
ユニフォームプランニング