ホンモノに
出会える日常市
TOKYU HANDS Shinsaibashi renewal
- Client
- 株式会社東急ハンズ
- Category
- 商業施設
- Location
- 大阪府大阪市中央区
心斎橋筋1-8-3 心斎橋パルコ 9-11階 - Open
- 2020.11.20
About
東急ハンズ 心斎橋店リニューアル
TOKYU HANDS Shinsaibashi renewal
1999年3月に開業した東急ハンズ心斎橋店が、21年の営業を経て心斎橋パルコへと移転することになりました。「何でもある」という価値はWEBの独壇場となり、リアル店舗には新たな価値の構築が不可欠。心斎橋店は移転に伴い東急ハンズ独自の「店とゲスト」のコミュニケーションの接点を「八感」と設定しました。情報を超えて全身の五感を超えて、店に訪れることで感じることのできる「八感」をコンセプトに、店舗レイアウト、動線計画、什器設計、店舗デザイン、コミュニケーションデザインなどを担当しました。
PLANNING / CONCEPT
五感に加え「心=感じる」
「頭=理解する」「魂=ピンとくる」という
「全部で八感」に響く場を構築
「目=商品を観察する」「耳=スタッフに質問する」「口=思いを語る」「手=商品をいじる」「鼻=新しいものを嗅ぎつける」といった「ハンズならではの五感」をフル活用して新しい出会いを楽しむことがハンズの店舗でした。店舗ならではの価値観を店とゲストが共有するために、五感に加え「心=感じる」「頭=理解する」「魂=ピンとくる」という「全部で八感」に響く場を構築することが不可欠であると考えました。
VISUAL DESIGN
ハンズの八感をゲストとわかりやすく共有できるように「八感ピクト」を本プロジェクトにアートディクレクションパートナーとして参画していただいたLigh.にデザインしてもらいました。これらを開業ビジュアルから店内演出まで一貫して活用することで、コンセプトの浸透と、心斎橋店が新しくなるということの周知を目論みました。
ENVIROMENT DESIGN
八感が組み合わさることで
生まれる効果を最大化するために
道・市・商店・蔵という
4つのゾーニングを設定する。
店舗内行動頻度から八感との接点を構築しました。誰もが通る「道」を動線ではなく「情報導線」として捉える。そして次に感覚的な(無意識の)出会いを演出する「市」。さらに「人がメディア」となってモノと結びつくことのできる「商店」。最後は目的性が高く、効率的な検索が可能なボリュームエリア「蔵」。この4つを自然にザッピングできるような設えを3フロアの全ての箇所にレイアウトさせました。この4つの構成と八感という考え方は心斎橋店ように開発したものですが、他の全ての東急ハンズ店舗にも適合するものだと考えます。
店舗内を覆い尽くす「八感グラフィック」。3つのフロアに分かれていても、全てのフロアが東急ハンズ心斎橋店であることをわかりやすくする効果とともに、主動線から奥の蔵へとゲストを引き込むための、距離の視覚効果を狙った環境演出です。
COMMUNICATION DESIGN
店内各所に「八感スポット」を設置。ゲストのわかりやすさだけではなく、スタッフの「編集のしやすさ」をサポートする仕掛けです。他にも八感グラフィックを効果的に組み合わせることで、物だけでなく「八感」もごった返すような、ハンズの新しい「何でもある」を表現しました。
EXHIBITION
開業時に旧心斎橋店の看板を特別展示することとなりました。「TOKYU HANDS」という文字列の中に「THANK YOU」のアナグラムを発見し、店舗看板を並び替えるだけ、というシンプルな展示を企画しました。「TOKYU HANDSの看板にはずっと『ありがとう』が隠れていました」というコピーと共に、旧店舗ファンと新店舗の橋渡しになりました。
PR MOVIE
TEAM
Client
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東急ハンズ
リーダー加藤祐司
Our Company
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企画
コピーライティング倉富宗一郎
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企画
プロジェクトマネジメント三輪和賀子
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企画
環境デザイン志賀小巻
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動画制作
菊地勇樹
Partners
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アートディレクション
Ligh.菅原大介
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グラフィックデザイン
Ligh.武田匡弘
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環境デザイン
金子勇二
Our Company’s Work
クリエイティブディレクション
アートディレクション(w/Ligh.)
基本構想
コンセプト策定
コピーライティング
環境計画・デザイン(w/金子勇二、Ligh.)
販促物デザイン
旧店舗開店PR計画